【凪のお暇】最終回後ネタバレ感想/空気を吸いやすくしてくれる!心のデトックスドラマ

黒木華さん主演のTBSドラマ
『凪のお暇』

仕事も恋も全部捨て
人生をリセットすべく休暇を過ごす
アラサー女子が主人公の今作。


原作はコナリミサトさんの同名漫画で
累計250万部突破の人気作!
多数の漫画賞も受賞しています。

主人公の凪は
場の空気を読み過ぎて、過呼吸で倒れ、、
お暇(無職期間)を始めます。

まったりとした空気の流れる凪の日常は
一週間の仕事を終えたOLが
金曜の夜、缶チューハイ片手に観るのに
すごく良い感じのドラマだったのではないでしょうか^^

(観ると少し、仕事を辞めたい気持ちにもなるのですが 笑)

また今作がより優れている点は、
アラサー女子が好きな二大俳優と言ってもいいかもしれない
高橋一生さんと中村倫也さんが出演されているところ✨


発表当初は原作漫画のファンの方から
「ミスキャストでは」という声も挙がっていたそうですが
第一話放送後には絶賛に変わったようですね!!

ワタガシはそこまで興味はなかったのですが
作品を観て、お2人とも役にピッタリ!!
人気があるのも頷けるわ~と改めて思いました。

※ここから先はガッツリネタバレしていきますので
これから見始める予定の方はご注意ください!!


原作漫画は未読のため、
純粋にドラマのみの感想です!

概要



2017年発売以来口コミで累計250万部突破中!
多くの漫画賞を受賞した今もっとも旬な話題作を主演・黒木華でドラマ化決定 !!
仕事も恋も全て捨てた 28歳 OL が突然の失踪!
追いかける元カレと新しく出会う人たちを巻き込んだ人生リセットストーリー!

凪は、都内にある家電メーカーで働く28歳。
いつも人の顔色を伺いながら周囲に合わせることで、日々何事もなく過ごすことを目標にしている “真面目で気が弱く優しい” 良い人代表の女性だ。
しかし、場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理をした結果、過呼吸で倒れてしまう。
「私の人生、これでいいのだろうか…」
と自分を見つめ直し、人生のリセットを決意。会社を辞め、住んでいたマンションも解約し、付き合っていた彼氏もろとも、関わっていたすべての人たちとの連絡も絶ち、コンプレックスだった天然パーマもそのままに、幸せになるため人生の再生を図ろうとする――。
さらに、凪の元カレ・我聞慎二 (がもん しんじ) 役は 高橋一生。そして人生をリセットした凪が新たな生活先に選んだアパートの隣の部屋に住む男・安良城ゴン (あらしろ ごん) は 中村倫也 が演じる。

凪と同年代である黒木が演じる “人生リセット” に注目だ。


素敵なキャストの方々の中で、
個人的に注目していたのが
スナック「バブル」のママ役、武田真治さん!
結構ハマってましたよね~^^
オネエ言葉も使いこなしてしまうのですね 笑

最近大活躍されていると思うのですが、
クセの強い役もたくさんこなされていて
幅の広い役者さんだなと改めて思いました。



今作のテーマ


・空気は読むものではなく、吸って吐くもの

・ありのままの自分でいられる場所を見つけよう

凪はごく普通のOLですが
周りの人の顔を伺い、
空気を読みながら生きています。
口癖は相づちを打つ時の「分かる~」。

自分を取り繕い、人に流され生きる日々は
まるで水の中にいるよう。
空気が上手く吸えません。

そんなある日、信じていた彼氏からの
心無い言葉が決定打となり…
過呼吸で倒れたことをきっかけに
仕事も恋もSNSも全て捨てて、
人生をリセットする為の「お暇」を頂きます。

コンプレックスの天然パーマもそのままに
全てを断って生き始めた凪は変化して行きます。

引っ越し先の安アパートの住人たちと新しい人間関係を構築したり、
自分を見つめ直すことで欠点に気付いたり、
隣人の安良城ゴン (中村倫也)と 新しい恋をしたり、
モラハラ男の元カレ・我聞慎二( 高橋一生)が
実は自分のことが大好きだったと気付いたり。

自分が変わることで、見えてくる世界も変わるようです。
人の顔色を伺わず、自分らしく生きると
空気が美味しいんだと凪は言います。

人に流され生きて来た凪は、意思が薄く
自分の夢を持つこともなかったのですが
最終的には、ノートにたくさんの叶えたい夢を
書くことができるようになります。

また、そもそも凪の生きづらさを形成した
毒親の母(片平なぎさ)にも
「お母さんの為には生きられない」と
伝えることができました。

自分らしく一歩踏み出した凪は
依存していた「恋」を捨てる決意もしました。
ゴンも慎二も凪のことが大好きだったので
ちょっと可哀相でしたが 笑
自分の力で立って、歩こうとする凪の姿は
とてもかっこよく見えました!

現代社会では凪と同じように
人の顔を伺って発言し、生きている人も
多いんじゃないかと思います。
かく言う私もその一人かもしれません(^^;

凪みたいに、全て捨てるのは難しいかもしれませんが
例えば今日1日は全ての連絡を断ってみる!とか。
自分を大切にする時間を作ったら、
気持ちのデトックスができるかも^^

美味しい空気が吸えるように生きるって
すごく大切なことなんじゃないか、そう感じました。


感想


良かった点

・凪の天然パーマの再現度
 主演の黒木華さんがものすごくクルクルの天然パーマになっていて
 原作のビジュアルにかなり寄せられていた。
 見慣れたからかもしれないがすごく似合っていたと思う。
 原作へのリスペクトが感じられる。

・分かりやすい演出
 空気が吸えない息苦しさを水中でもがく様子で表現していた。
 また、人物がAにしようかBにしようかと悩むシーンでは
 選択肢がポップなテロップで色んな場所に出てきた。
 視覚的に分かりやすい葛藤。優柔不断な凪にピッタリな演出。

・エレガンスパレスの住人たち
 まず、ボロいアパートなのに「エレガンスパレス」という名前なのがイイ!
 住人は、普通のコミュニティーの中では
 少し生きづらそうな人ばかりで
 荒んだ心の凪への寄り添い方がとても自然。
 まさに鰯のように、群れになることで生きやすくなってるように見えた。

 住人ではないが凪と親友になる坂本さん(市川実日子)も
 そんな人物の一人。
 1階のちょっとしたベンチで飲んでいる様子は
 楽しそうだったなあ^^

・相互に変わり変えられていく人々
 登場人物たちは互いに影響し合い、成長して行く。
 凪は隣人のゴンさんに出会い、初めてありのままの自分を受け入れてもらう。
 ゴンさんは凪に出会い、初めて「恋」を知る。

・主人公が優柔不断で完璧じゃない
 凪は他者と向き合ってこなかった。
 口では「分かる~」と言うが、適当に合わせているのが相手にも伝わり
 上手く人間関係が築けなかったのだ。

 大概主人公って良い奴で、周りに悪がいることが多いが
 コミュニケーションが上手くいかない理由として
 凪自身にも原因があったというのは人間らしくて良い。
 恋愛にどっぷりハマって目的を忘れたりする一面も
 情けないが人間らしいw

・「バブル」のママの台詞
 スナックで働くことになった凪は、お客さんと上手く話がしたいと言うが
 上手くできないのは「相手に興味がないからだ」と
 ママ(武田真治さん)から指摘される。
 話し上手な人は話し易いボールをまず投げる。
 何故、人が自分に話しかけてきてくれるのが前提なの?と。
 慎二には「自分に興味を持ってくれる人しか好きにならないだろ」
 とも言われる。
 凪が自分を見つめ直す、印象的なシーンだった。

・登場人物の性格に難がある
 ドラマ前半の凪のような人が現実世界にいたら、
 私は仲良くならないと思う 笑
 ウソの笑顔で調子を合わせられても、馬鹿にされてる気になるので、
 正直苦手な人の部類に入るだろう。
 元カレの慎二もそう。貼り付いた笑顔や
 凪への愛情のウラ返しのモラハラ感が有り得ない。
 でもそこまでいけ好かない人たちだからこそ、変化・成長がよく見える。

・慎二のキャラクター/二面性
 前項で有り得ないと言ったが、高橋一生さんの
 慎二の二面性(職場ではニコニコ人気者、凪にはモラハラ)の
 演じ分けは素晴らしかった。
 ドラマ中盤で、慎二も実は家族にコンプレックスを持っていて、
 凪のように空気を読み、溺れながら生きていたことが分かる。
 凪と慎二は似た者同士だったという展開は面白い。
 親と決別したあと、2人揃って泣き崩れるシーンも良かった。

 今作では「家族というものは最後まで縁が切れづらい/
 切りづらいもの」
 ということも丁寧に描かれていたと思う。


気になった点

・モラハラや毒親が強めに描かれている
 良い点でも挙げたが、性格が曲がっている人物が多く
 慎二の凪に対するモラルハラスメントっぷりは
 観ている側も息が詰まりそうだった。

 また、片平なぎささん演じる凪の母親の
 娘への依存、罪の意識の刷り込み方も観ていて辛かった。
 それだけ俳優さんの演技が上手く、
 心理描写が繊細に描かれているということではあると思うが
 苦手な人は序盤で受け入れられなくなり観続けられないかも。


まとめ

誰もが持っているだろう
心の弱い部分を描いた作品だな〜と思いました


職場の空気や人の顔色を読んで発言する感じとか、
人の悪口を言っている人が裏では逆に嫌われていたりとか、
うわ〜こういうことある〜
こういう人いる〜
と思うシーンがいくつもあって
作者の方はすごい人間観察力だな!と感心させられました。

(そういえば「空気を吸う」というのがキーになる今作、
凪と慎二が勤めているのが家電メーカーで
空気を綺麗にする「空気清浄機」を販売しているというのは
めっちゃ面白い設定だなと密かに思っていました…!!)

まさに現代の社会の中で
凪と同じような悩みを抱えている人も
多いだろうなと思うのですが、

そんな人たちの背中をちょっと押したり、
悩んでるのはあなただけじゃないから大丈夫だよと
安心させてくれるような、、
明日も元気に生きていくために
世界の空気を少し吸いやすくしてくれるような
ドラマだったのではないかと思いました^^


こういうOLの心に寄り添うドラマは
これからもたくさん出て来そうですね!


最後まで読んで頂き、ありがとうございました☁

 


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